『自分がわからなくて何が悪い?』

物心ついた頃から私は自分がわからない。他人が思っている「私」も私ではない。だって、私は相手によって「私」を演じているから。
お年寄りには、礼儀正しい人懐っこいコ、年上には少し生意気だけど可愛げのあるコ、同性には裏表のない明るいコ、そして異性にはいい意味でイメージを裏切るコ。こんな感じで。

こんな私を八方美人だと思う?でも、だからと言って勘違いしないでよね。こんな私でも、ひとつだけポリシーがあるの。

「心にもないお世辞や社交辞令は決して言わない」

私は「私」を演じているけど、誰からも好かれようとまでは思わない。てか、無理だから。絶対。

私が演じる「私」と接して、好きになってくれたら、それでいい。それで十分。

一生かけて共に人生を歩んでいく愛する人に、本当の自分を見せられない(だって、本当の自分がわからないんだもん。仕方ない。)のは、何だか哀しいけど・・・ね。

原作も監督もスタッフもいないけど、私は一生をかけて「私」を演じる。演じきる。

演じきって、亡骸が灰になったら、「演技」が「真実」になるかもしれないから。