咲田 花菜・著
黒と白の世界。
僕はここに迷い込んだ。
机も壁も、全部色なんて無くて、
でも、それに何かを感じるわけでもなくて、
ただ、この世界を歩く。
僕が見つけた一つのゆりかご。
それは、色は無いけれど、
中には七色に光るものがあって、
それを見た僕は、
色んな感情が溢れだした。
さあ、行こうか。
僕は、光の世界へ歩き出す。