――田中君のファースト作品集ということですが写真集とは違うんですよね?

「写真集とはちょっと違って、以前からお世話になっているカメラマンのSaiさんが初めて映画を撮るということで、僕をキャストとして出して頂いて、そのついでに写真も撮ろうかという感じで出来上がりました」

 

――相当盛りだくさんですよね

「そうですね。自分で10000字ぐらいのエッセイも書きました」

 

――それがぶっちゃけトークで、今の等身大の田中君のことが書いてあるって感じでしたけど

「ぶっちゃけてますね。“テーマを決めずに思ったことをとにかく1回書かせて下さい”と編集の方と打ち合わせをして書いてみたんです」

 

――大変でしたか?

「いや、楽しかったです」

 

――写真のほうはどうでしたか?

「自分は俳優をやっているので、最初写真集を出すのは抵抗があったんです。でも作品集ということで、Saiさんが描きたい世界観に僕が出演させてもらっている。そういう形なので僕は抵抗なくやれました。出てるのはもちろん田中圭なんですけど、映画の中の主人公でもあるんです。だから素の写真もあれば、映画の中の男の子になってる写真もあります」

 

――一番お気に入りの写真は?

「全部好きなんですけど、僕が一番好きなのはこれなんですよ(P27を開きながら)。洗濯物を畳んでて顔が見えてないんですけど、この哀愁漂い涙が出てきてしまいそうな写真は、自分で言うのもなんですけど役者じゃないと出来ない写真かなって。そういう意味でこれをちゃんと切り取ってくれたSaiさんのセンスはさすがだなって思います」

 

――これは何か演じているところなんですか?

「一応演じてはいますが、基本的には素です」

 

――表情も見えない言葉もない演技って難しいですよね

「短編映画も台詞がほとんどないんです。観て頂ければわかるんですけど、音も基本的にはないので、結構画期的だと思います」

 

――短編映画の撮影は時間がかかったんですか?

「……短編映画はそんなにかかってないはずですけど…何日だったかな? …1週間ぐらいです」

 

――出来は自分で観ていかがですか?

Saiさん凄いことやったなと思いましたね」

 

――これは田中君の素の顔も観られるということですよね?

「そうですね。短編映画の主人公の名前は“僕”って名前なんで、映画の中では“僕”という役になってお芝居してます。観て頂ければわかると思いますが、この映画と写真はリンクしている部分もあるので、これは“僕”で、これは素の田中圭なんだろうなっていうのがわかると思います」

 

――エッセイには恋についても書いてありましたが、どんな恋がしたいですか?

「理想は無邪気な恋がいいなと。お互い重くならず軽くならず切磋琢磨出来るのが一番いいんだろうけど…まあ楽しいのが一番じゃないですか!」

 

――理想の女性はどんなタイプですか?

「女性に限らず男性もそうなんですけど、常に笑っている人が好きなんで、笑顔が絶えない一緒にいてほんわかさせてくれる人がいいですね」

 

――撮影中のエピソードや思い出に残っていることはありますか?

「全編終了して“お疲れ様でした!”って言ったあとに、Saiさんが“これ使わないからって”って言ってパシャパシャ撮ってたんです。でも上がりを見たら見開きで使われてました(笑)」

 

――それはどの写真ですか?

「結構多いですよ。これなんか(そのページを開きながら)僕が普通にチキン食べてて“早く行きましょうよ”みたいな顔してるのを見事に撮られました」

 

――でもそういう作ってない顔っていいですね

「そうですね。今回は以前から仲の良かった人達とやらせてもらったので、変な緊張や気負いがなくて楽しかったです」

 

――本当に楽しかったでしょう?

「僕は今これでお腹一杯です」

 

――最後にファンの方にメッセージをお願いします。

「田中圭ファースト作品集『花の周りを飛ぶ虫はいつも』。素の田中圭、役者としての田中圭が一杯一杯詰まっている作品だと思うので、是非見て下さい。お願いしま~す!」