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2010年10月27日 (水)

『SPACE BATTLESHIP ヤマト』出演
俳優・大和田健介インタビュー

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1974年の放送当時から絶大な人気を誇ったアニメ『宇宙戦艦ヤマト』。国民的アニメといっても過言ではない人気作を、『ALWAYS 三丁目の夕日』の山崎貴が監督を務め、主人公の古代進を木村拓哉が演じるという、超豪華布陣で完全実写化される。日本中の期待が集まる話題作に、若手俳優・大和田健介が出演する。ヤマトのメインクルーで、最年少の操縦士・太田健二郎を、どう演じる?

(プロフィール)
おおわだ・けんすけ
1990年11月12日生まれ、神奈川県出身。主な出演作は映画『ごくせん THE MOVIE』、ドラマ『恋して悪魔~ヴァンパイア☆ボーイ~』など。 カルピスウォーター、ACジャパンのCMに続き、日本経済新聞社のCM「上司と新入社員」篇に出演中。公開待機作に映画『富江 アンリミッテド』(2011年春)などがある。

――『SPACE BATTLESHIP ヤマト』の公開がいよいよ迫ってまいりました。
「はい。撮影は緊張の連続だったんですけど、凄く貴重な体験でした。ほんとに公開が待ち遠しいですね」

――大和田さんが演じられた役について教えて頂けますか?
「僕は、太田健二郎という技術班の操縦士役で、柳葉(敏郎)さん演じる真田志郎の部下にあたる役です。一番年齢が若くて、不器用で結構ビビリなんです。でも物語が進むにつれて、どんどんたくましくというか、"やらなきゃいけないんだ"という強さみたいなものが、大きくなっていきます。ある事件が起こるんですけど、その時に太田の意思の強さが発揮される場面があるんです。僕も太田みたいに、この作品を通して成長出来た気がします」

――撮影はどのような感じで行われたんですか?
「ほぼブルーバックの中での撮影でした。広いスタジオにブルーバックが全面に貼ってあって、その中央にポツンとコックピットがあるんです。僕は操縦士の役なので、その中でほとんど撮影しました。監督の傍にはたくさんのモニターとノートパソコン、あとはヤマトの模型があったんですけど、その模型を持ちながら、"ここでヤマトがこう来るから、その時、太田はこう感じるんだよ"と、監督から説明を受けて撮影していきました」

――完成が想像つかない中での撮影なので、大変だったのでは?
「もう想像するしかないですよね。"ここに火星があるから"って言われるんですけど、それも全然わからないですから。"大丈夫かな…これで本当に合ってるのかな…"って不安にもなりました。驚くシーンが多いんですが、どれくらいリアクションしていいかもわからなかったです。でもアフレコをした時に、自分の演技と映像が合っていたシーンがあったんですよ。物語の最後で敵が出てくるシーンがあるんですけど、その敵にビビって転ぶんです。その時の目線の位置が凄く難しくて。現場では手探り状態だったんですけど、アフレコで映像を見た時に、自分の目線やリアクションがぴったり合っていて、"うわ~すげぇ!"って感動しました(笑)」

――『宇宙戦艦ヤマト』はご存知でした?
「有名な作品ですから存在は知ってたんですけど、正直どんな内容なのか全く知らなかったです。だからアニメを全部見ました。監督は"意識しなくていいよ"とおっしゃっていたんですが、やっぱり見ておいたほうがいいと思って。見た時に思ったのが、こんなアニメが日本であったんだなぁって…。だって『スターウォーズ』よりもずっと昔からある作品なんでしょう? 凄いなって思いました」

――出演者の中には原作ファンの方も多いんじゃないですか?
「そうですね。まず監督が物凄いファンですから。現場には常にマンガが置いてあったし、ほんのちょっとの言葉や表情にも凄く気を使っていて。"俺の○○はこんなこと言わない!"っていう、ぞれぞれのこだわりもありました。それは僕達だけじゃなく、原作ファンの方が大勢いる作品なので一般の方々も同じだと思うんですよ。」

――期待が高まるぶん、作品の作り手側には色んなプレッシャーがありそうですが。
「やっぱり緊張はありますよね。クランクイン前に軍事訓練があったんですけど、銃を構える練習や、"ヤマト式"という敬礼の仕方などの訓練も行いましたが、どちらかというと気持ちを作っていく意味合いのほうが強くて。僕達がヤマトに乗っているのは、こういう意味があるんだっていう気持ち作りに重点を置いた訓練でした。原作にもヤマトに乗船するまでの経緯って描かれてないので、各々で気持ちを作っていくしかないんですよ。二日間みっちり訓練したんですが、木村拓哉さんが気持ちを作りやすい雰囲気にして下さったので、本当にありがたかったです。もう完璧なんです。木村さんの古代進について行こう! って思える環境でしたね。あとは噂に聞いていた通り、山崎組は凄くアットホームな環境だったので、色んな緊張もありましたが毎日が楽しかったです」

――そういえば、山崎監督がお好きだと聞きしましたが。
「そうなんですよ! ほんとに大好きで。小学生の時に『ジュブナイル』という作品を見て、こんなSFがあるんだ! って感動したのを憶えています。それから山崎監督の作品は全部観ています。今回、こうやって監督の作品に出れたということが本当に嬉しかったです」

――憧れの山崎監督にお会いした時はいかがでしたか?

「想像以上に素敵な方でした! 撮影で何か指示する時も、演者のもとに走って来て指示して下さいますし、誰に対しても細かく丁寧なんです。あとは、イタズラもよくされます(笑)」

――監督のどんなところがお好きなんですか?
「少年のような心を持っているところです。ピュアというか心が優しいというか…。山崎監督の作品って、どれも人間愛を感じられるんですよ。僕も自分で自主映画を作っているんですが、少年の心を忘れないように心がけているので、山崎監督の作品は凄く好きなんです」

――ご自分でも映画を作られてるんですね。いつ頃から始められたんですか?
「初めて作ったのは中学2年生の文化祭です。もともと人形遊びが好きで、スパイダーマンとかゴジラとかでよく遊んでいて。それをホームビデオで撮影してたんです。次第に人でもやってみたいなと思って、そこから制作にも興味を持つようになりました」

――どんな内容だったんですか?
「山で遭難しちゃう話です。車が山道から落っこちてしまうんですけど、ちゃんと水道を使って雨を降らせたり、車が落ちるシーンは模型を使って、アップで撮影してなるべく模型に見えないようにしたり。ストーリーは『海猿』みたいな内容なんですけど(笑)」

――その時は監督をやられたんですか?
「監督と脚本です」

――脚本も書かれるんですね。
「文章を書くのも大好きなんです。結構、妄想が好きなんです」

――映像制作もされるのであれば、現場が楽しくてしょうがないんじゃないですか?
「ほんと楽しいです。待ち時間によくスタッフさんと話すんですけど、"こうやって撮ってるんだ"とか"このシーンはこうやって繋げたんだ"とか、色んな発見があって凄く勉強になります」

――ヤマトの現場ではどんなことに感動しました?
「セットにも感動しましたし、CG処理も感動したし…もう全部ですね(笑)。セットや模型は休憩時間に、みんなで"すげ~"って言いながら触ってました(笑)。衣裳に初めて袖を通した時も、物凄くテンションがあがりましたね。あとは、アフレコの時に出来た映像を観て、"あれ、こんな角度でいつのまに撮ったんだ?"とか、"ここがこんなシーンになったんだ!"っていう、自分の想像を遥かに超えた映像になっていたので、なにもかもが感動でした」

――いつか自分も…という気持ちはありますか?
「そうですね。いつか撮ってみたいです。何年かかってもいいので、自分が現場で学んだことを発揮できる日が来ればいいなと思います」

――今は何か作られているんですか?
「大学で自主映画を作っています。今年の1月に制作したものは、11月の文化祭で流せればなぁと考えているんですけど」

――映画の話をしている時、凄く笑顔ですね。
「それ、よく言われます(笑)。いつも笑ってるねって(笑)。自分では全然わかんないんですけど…、なんか映像を撮ってる時ニヤニヤしてるらしいんですよ! そういうのを言われる度に、映画好きなんだなぁって実感します。ほんとに映画にふれ合うのが大好きなんです」

――山崎監督もきっとそんな感じなんでしょうね。
「そうだと思います。ほんと熱くて情熱的な方だし、ヤマトを愛しているんですよ。山崎監督らしいテイストに仕上がっていながら、ヤマトファンの人にも楽しめる作品だと思います。SFなんだけど、家族だったり地球への思いだったり、様々な愛が描かれた作品になっています。エイリアンが登場したりするんですが、その辺も監督らしいなと。あとはリアリティーにもこだわっています。僕達が来ている衣裳も、原作に忠実ではありながらカッコよく仕上がっているし。もちろんVFXも物凄い仕上がりです」

――演出はどのような感じで行われたんでしょうか?
「セリフが現場で増えたりするんです・・・ほんと急に(笑)。テストをやったあとに増えたりするので、大変でした。それが普通のセリフならいいんですけど、特に僕は技術班なので"サブノズルが…"っていうような難しい専門用語が多くて。それが結構プレッシャーでした(笑)。あとはアドリブ芝居も多かったです。監督がまずみんなの前で演じてくれて、こうやってみようかってその場で決めることもありました。そうそう、柳葉さんがよくアドリブを入れてくるんですが、つい素のリアクションをとっちゃった時がありました(笑)。でもそれがOKになってしまったもんだから、カットがかかったとたん木村さんから"何やってんだよ~(笑)"って言われたり(笑)。柳葉さんは、"欽ちゃん劇団を思い出すなぁ"っておっしゃっていましたね」

――現場の和やかな雰囲気が伝わって来ます。大和田さんは、この作品のどんなところを観て頂きたいですか?
「自分の役で言うと、ちょこちょこ太田がコメディータッチの動きをしているところがあるので、画面の隅々まで見てほしいですね。あとは物語終盤で、太田が最大限の頑張りを発揮するところがあるので、太田の成長を観てほしいです。6割くらいしか完成していないアフレコ時の映像でも相当感動したので、きっと劇場で見る映像はハンパないと思います!たくさんの人に観て頂きたいです!」




Ymt_log

『SPACE BATTLESHIP ヤマト』
監督/山崎貴
出演/木村拓哉 黒木メイサ 柳葉敏郎 緒形直人 西田敏行 高島礼子 堤 真一 橋爪 功 池内博之 マイコ 山崎努 ほか
宇宙から来た正体不明の敵ガミラスの侵攻から5年。2199年、無数の遊星爆弾による放射能汚染を逃れて生き残った人々は地下で暮らしていた。もはや人類は絶滅するしかない――絶望が支配する地球へ、惑星イスカンダルから放たれた通信カプセルが届く。インスカンダルには放射能を浄化する装置があるという。情報を受けた地球防衛軍は宇宙戦艦ヤマトを建造。沖田十三艦長(山崎努)のもと、14万8000光年先にあるイスカンダルへ向かうことに。隊員の中には、ガミラスの攻撃で家族を失った元エースパイロットの古代進(木村拓哉)の姿もあった。古代は兄・守(堤真一)の戦死を知り、ヤマトへの乗艦を決意していた……。
12月1日より全国ロードショー
http://yamato-movie.net/index.html
© 2010 「SPACE BATTLESHIP ヤマト」 製作委員会

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